相手は初めてのBM仕事だし、
去年1年、図書館で働いてたと言っても、
ウチが何をやってたのか全然知らなかったみたいです。
まぁ、無理もない。
それくらい、移動図書館という場所は、他から隔絶されているから…。
こっちはもう、一緒に仕事する相手が変わってるわけですよ、毎年。
なもんで、最初に言うことはいつも同じ。
「今月はとりあえず、仕事の全体の流れを見て。機械操作手順を
覚えるより先に、マウスなしでパソコン操作できるようになってね」
「ええぇーーーーっ!」∑(゚∇゚|||)
そんなに驚くことでもなかろう。
当然じゃないか、外にマウス連れていかないんだから。
(しかも、新しいパソコンに付いてたマウスの反応がめっちゃ悪い)
危惧するのは、実はBMの仕事に関する部分じゃないんですよ。
彼は、ウチと兼務しているカウンターの方で、
かなり重要な人材の1人に数えられている。
おかげで、向こうのチーフさんが手放してくれん。
向こうから割り振られている仕事の量も多いし、
ウチの仕事をこれ以上どうやって割り振ればいいのだ?
しかも、向こうのチーフさんったら、
「彼がフリーで仕事できるようにする日は、そっちで都合して」
なんて言う…。
何故、ウチの大事な時間を削って
そっちの仕事片付ける暇を与えなきゃならんのさー!
昨年度一緒に仕事してた新人は、兼務先でまったく期待されてなくて、
向こうから割り振られている仕事なんて、1つもなかったのね。
だから、ウチの書類仕事から何から何まで全部やらせたんだけど。
今年は、どうやらそれが出来ないみたい…。
今年度は色々ワケあって、上司とも衝突覚悟。
穏便にはいかないことが分かってるだけに、
そのこと考えると、たちまち眠れなくなってしまう。
本人に何気なく聞いたら、
「できたら、BMで引っ張ってほしい」
と言う。
兼務先の仕事よりBMの仕事に専念したいし、
比重は多い方がいい、と。
敵は向こうのチーフさんか……。