結局どうなる

2012年8月3日

仕事


とうとう、労働契約法改正案が成立してしまいました。 → この話ね。

まぁ、成立したらどうなるか、の可能性については前回書いたのだけど、
ナゼ、自治体や企業に非正規雇用の人がいるのか、
ってことを根本から考えてないな、と思うわけです。


ぶっちゃけて言えば、
正規雇用の人間がいるにも関わらず、非正規で人を採用するということは、
「正規で採用できない理由がそこに存在するから」
ってことでしょうよ。


人件費の問題だったり、
辞めてもらいたいような人材だった場合困るから、
非正規でいつでも切れるようにしておきたい、とか。
理由は色々だとは思うけど。

今まで「雇用者側の都合で契約を切ることができた」ってことは、
契約を切らなくちゃいけない理由が発生したってことだよね。
切られた側に理由があるなら、
今後はそういう人を正規として採用しなくちゃならない企業側は可哀想だし、
切った側に理由があるなら、
そういう会社に正規雇用されても将来性はないんじゃないのかしら。



…とかね。

色々思うことはあるわけなんだけど。


自分がいる会社は非正規雇用の人が1人もいないのですが、
「正規でしか社員を採用しない理由」
というのがそれなりにあるようです。

全員を正社員として雇用できるという
「企業の体力」と自信があるのかも、だけどね。


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この話題を書くと検索で引っかかる人が増える傾向にありますが、
前記事に引っかかるのはやっぱり
図書館司書で非正規の立場から正規になれるのか?
という関連が多いですね。

こういう法案が通ったら期待するのは当然かと思うのですが、
私が思うに、「正規にはなれない」んじゃないでしょうか。

ハッキリとした雇い止めの期間が設けられて、
そのうえで契約をすることになるんじゃないのかな。
臨時・嘱託、必ず半年ないしは1年の契約をしてるでしょうから。


役所にしても会社にしても入庁・入社試験ってのがあるものね。
それを受けるのが面倒くさいから非正規の立場5年やって
それから正規にしてもらった方が楽、って考えるような人、
絶対出てくると思うから。

そんなのだったら試験受けて入ってくる人、バカみたいだもん。
それを避けるために雇い止めが増える、ってのは当然のこと。

ま、それくらいのことが分からないようでは、
このご時世、甘くはない世の中渡っていけないと思いますけどね。


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