ちょっと思ったことをつらつらと。
少し前に、数年ごとに転々としていた先輩から、
ようやく1つところに落ち着けそうだ、という話を聞きまして。
旦那さんがポスドクなので、大学変わるたびにあっちこっち。
これはもう、仕方がないことというか。
奥さんの方が難易度高い国家資格持ってて
家計を支えている&転居にも柔軟に対応できる仕事だから良いんですけどね、
ここの家は。
(それでもお役所勤務→フリーランスでようやく)
で、別件で似たような話を聞いたですよね。
旦那さんがやっぱりポスドクで研究室を変わるので、
奥さんの方が仕事辞めてついていくのだけれど
こちらは再就職が不安だ、という。
無理もなかろうなぁ、とは思うんだけれど、
その時に一緒に話していた人の息子さんが
(多分就職難もあって)大学院に残ったんだけれど、
先々どうなんだろうね、という話に。
余剰博士という言葉もありますしな…。
ポスドクは空きがないと希望したって行けないし、
大学変わるってことはそれなりに学閥あるところでは、
ヨソから移ってきた人ほど難しいらしい。
…という話は先輩からよく聞きましたが。
ウチはね、親は子どもの進路に一切口を挟まなかったけれど、
1つだけ約束させられたことがあるのよね。
「理系に進んだら必ず大学院まで出ること。
但し、修士で卒業して博士には行かないこと」
変な約束・・・・・と思われるかもしれないけど、
理系の場合は学士より修士の方が就職に有利だけど、
修士より博士は不利になることを親が知っていたからだと思う。
博士に進むと研究内容が狭まるため、
企業の研究職では使いづらいとされるケースがあるから。
就職してからでも自分の研究を続けることは出来るし、
会社に入ってからでも大学へ勉強しに行かせてもらったり
研究論文を発表して博士号でも何でも取得すればいいわけで。
ま、コレは本人もだけど、
家族もかなり大変なんですけどねぇ…(しみじみ)。
ウチの場合は家庭内に前例があったゆえ(父上が薬大へ研究に行ってた)
弟クンが会社から大学院大学へ入れ、って言われた時も
やっとけ行っとけみたいな感じだったけど。
(※結局、海外企業との共同研究要員に借り出されてポシャった)
会社によってはこういうことも出来るところがあるよ、
ってことを知らないと、損だよね、とは思う。
どこの会社でも出来るワケじゃないけどねぇ。