「で、次どこ?」
「B社らしいよ」
なんて、ウチの営業さんが話しているのを、
この3ヶ月の間に何度も聞くほど、
この業界は取次から取次へ、メーカーから取次へ、
取次からメーカーへ等、同業種での異動(転職)も頻繁。
ウチの営業所の係長も、同業種転職経験者。
主任は、メーカーの研究職(買う側)から売る側への転職。
そんなんだから、業界内情報は筒抜けなのは当たり前(笑)
結局ドコに頼むのも同じ、という感じなので、
お客さんは「人(担当営業者)に付いている」状態なのね。
つまり、担当者が辞める(転職する)ということは、
頼む側も注文先を変更するということになる。
この3ヶ月の間、ウチの営業さん3人から一番よく聞いたのが、
主に機材関係を扱っているI社の前担当さんの話。
今の担当さんもそれなりにやってくれるのだけど、
「前の人だったらもっとやってくれたのに」
という愚痴が何度も出ていたの。
だから以前よりもI社に発注する数はかなり減っている(らしい)。
今日の夜。
既に定時も過ぎてからウチの営業所に
ふらりとやってきたスーツ姿の青年。
「こんばんは。ご無沙汰してます」
I社の前担当・Nさんだった。
私が入社した頃にI社を辞めたので、
私は名前しか聞いたことがなかったのだけれど、
ウチの営業さんたちは彼の顔を見て大喜びだったよ。
更に。
「ところで何をしに来たの?」
「あ、実は今月から再就職先で働き始めまして…」
「こんなトコまで早速営業?」
「いえ・・・・・実は、つくばの会社なんです」
「ええっ!?」
彼が前にいたI社は東京だったので、
まさかこっちにやってくるなど思ってもいなかったらしい。
しかもよく聞けばI社と同じ業種の会社なので、
これはどう考えても、ウチの営業さんたちは
これからNさんに色んなことを頼むに違いない。
心強い人がつくばに来てくれた、と喜んでいたけれどね。
I社にとっては痛手だろうなぁ…。
