毎年山のような出版物を目にし、それらを読んでいても、
一番好きな本として挙げるなら、迷うことなくこれを選ぶでしょう。
恥ずかしながら、長い間、レイチェル・カーソンの著作は
『沈黙の春』しか読んでいませんでした。
司書1年目の年に、レイチェル・カーソンの伝記を見つけ、
この『センス・オブ・ワンダー』に巡りあいました。
ウチの図書館でこの本は、
児童書の4類(自然科学)の404(科学論集)に分類されています。
環境汚染告発、自然保護。
そういった海洋生物学者レイチェル・カーソンの活動を元に考えると、
そこに分類されてしまうのも仕方がないのかもしれません。
訳した上遠恵子さんの力によるものも大きいと思うのですが、
この本はどこを取っても、とても美しい言葉が溢れています。
子どもたちへの一番大切な贈りもの
美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性
〔センス・オブ・ワンダー〕を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、
発見の喜びに胸をときめかせる-
帯に書かれている言葉が語っているように。
子どもたちに向けて、の児童書ではなく、
この本は、子どもを持つすべての人に読んでほしいと思います。
